環境基本法で定められた悪臭防止法の1995年改正により、事業者に対する臭気排出規制がさらに厳しくなり、産業施設はもとより、一般の建築物においても悪臭排出防止に留意しなければいけません。また、近年のCO2排出に関しても都道府県によっては様々な規制が始まり、悪臭物質に対して今まで確実性にあった燃焼式脱臭技術はさらなる導入が難しくなってきており、そこで我々の「ケスマック」「ミストグリップ」が、現在環境にも優しい脱臭装置として注目頂いております。 「ケスマック」の基本システムは高圧ジェット水流により作り出された強力な吸引力を利用した排気によって、加工機からの排気ガス中に含まれる臭気・粉塵などをタンク内の水に効率的に回収する装置で、特に臭気についてはその内容により薬品洗浄で脱臭効果を上げるシステムで、既に多くの食品業界や化学薬品メーカー・建築・金属など幅広い業界に導入されている設備です。また「ミストグリップ」は、金属加工業や繊維加工業・塩化ビニール業界におけるDOPの油煙を液化回収したり、水溶性VOCの回収装置として、多くのお客様から問い合わせが相次いでおります。
「ケスマック」「ミストグリップ」共に設備自体が非常にコンパクトで、現在のラインを大幅に変更する事なく導入でき、電気と水をメインとする事によりイニシャルコスト・ランニングコストが安価で、しかもメンテナンスも簡単です。
【参考:悪臭防止法】
事業活動のために悪臭を発生している工場や事業所に対して必要な規制を行い、また悪臭防止法対策を推進させることで、住民の生活環境を保全することを目的として作られた法律です。事業者が守らなければならない基準は3種類あり、敷地境界線・気体排出口・排出水で、規制基準値は地方自治体によりそれぞれ異なっております。この対策を怠ると改善勧告・改善命令が出され、さらには懲役や罰金が科される場合もあります。特定悪臭物質は22の物質が法施行令第1条に制定されており、「ケスマック」「ミストグリップ」では下記物質に対して既に実績があります。
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